この記事では愛犬の引っ越しでありがちな
- ストレス症状とその具体的な対策
- 愛犬の引っ越し前後の手続き
- 愛犬の移動手段について
- 愛犬の海外引越しの対応
など気になる情報をまとめました。
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目次
愛犬の引っ越し後のストレス症状とその対策
人間でも新しい環境に順応するまでには時間が必要ですし、その間ストレスから体調に影響がでる場合も珍しくありません。それはわんちゃんでも同じこと。
人間は引越しする事情が分かりますが、それを知らないわんちゃんにとっては寧ろより大きなストレスになる可能性は大きいです。
その結果、飼い主さんがちょっと困るような行動をとってしまうことも…。飼い主の都合で住み慣れた環境を変えてしまうわけですから、できるだけ丁寧にケアをしてあげたいものですね。
トイレ失敗・下痢
トイレの失敗は、引っ越し後に最もよく見られる症状といっても良いでしょう。特に、よそ様のおうちで粗相をしないようにしつけられているわんちゃんは,「ここでトイレをしてはいけない」と我慢してしまうことがよくあります。
引越し前にトイレトレーニングができていた子ならさほど心配せずに、もう一度トレーニングをすることで粗相をしなくなります。部屋の配置やトイレトレー、ペットシーツを引越し前と同じにしておくとスムーズにトレーニングが進みます。
新居を汚したくない場合には、マナーベルトやオムツも併用すると良いですよ。大事なのはゆったりとした心で見守ってあげることです。きつく叱ってしまうと却って失敗してしまいます。
下痢の場合はより深刻です。特に体の小さい犬種の場合は脱水症状から重篤な状態になる危険があります。自己判断せずに獣医さんに診察してもらいましょう。
吠える・夜泣き
無駄吠えや夜泣きは、飼い主さんが睡眠不足になるだけではなくご近所トラブルにも繋がりかねません。この場合もストレス要因を取り除く必要があります。
例えば窓から見知らぬ風景(動物・人物)が見える場合にはカーテンやブラインドで見えないようにする、物音に反応しているようなら道路に面していない部屋で過ごさせる、などです。
無駄吠えや夜泣きに一々構ってしまうと、吠えれば飼い主の気を引くことができると学習し、酷くなる場合があります。そうならないために、一緒にいる時間をたっぷり確保し、十分に甘えさせてあげることが大事です。
ごはん食べない(元気ない)
ごはんを食べないのも心配ですね。環境の変化に追いつかず、数日程度食欲がおちることはあります。ほんの少し残す程度であればさほど心配はいりません。少しでもきちんと食べてもらうために、引越し直後は使い慣れた食器・食べ慣れたフードを与えるようにしてください。
新しい環境に慣れるため、運動を兼ねたお散歩を積極的に取り入れるのも一つの方法です。ごはんを食べたら誉めてあげることも、わんちゃんの気分を晴らすのに一役買います。わんちゃんがまったくごはんを食べないとき、様子見ができるのは2日間、子犬やお年寄りの場合は丸1日までです。
それ以降は獣医さんに診せてください。また、絶食期間中にお水を飲んでいるかどうかも確認し、自分で飲めていないようならスポイトなどで水分を与えるようにしてください。
留守番できない(分離不安)
引越しを境にお留守番ができなくなるわんちゃんがいます。見知らぬ場所に独りぼっちで置き去りにされる不安に駆られるからです。トイレトレーニングと同じく、もう一度お留守番の練習を最初からやり直すことになります。
とはいっても一度はきちんと躾けられたので、最初の時よりはスムーズですよ。独りにさせる時間を1分から徐々に長くしていきましょう。このとき、飼い主さんやわんちゃん自身の匂いがついた毛布やおもちゃを同じ場所にセットしておくと不安が軽減される子が多いです。
引越し先に慣れるまで1ヵ月程度はかかりますので、飼い主さんは大きく構えてくださいね。できれば長期休みに合わせて引越しをして、愛犬がある程度落ち着くまで一緒にいられる時間をたっぷり取るのが理想です。
【必須】引っ越し後の愛犬の登録変更手続き
愛犬の登録は狂犬病予防の観点から飼い主さんに義務付けられています。届け出先は引越し先の市町村ですが、愛護センターや動物病院で対応しているケースもあります。
さらに直接窓口に赴くほか、電話や郵送で受け付けている場合も。手続きに必要になる書類ですが、所在地等変更届と旧所在地で交付された鑑札は必要になると思っておいて間違いありません(ただし、同一市町村内での転居の場合には、鑑札は不要)。
鑑札は新しく交換しますが、新規発行だと有料になります。このあたりの手続き方法は市町村によって多少の違いがあるので、引越し先の自治体のHP等であらかじめ確認しておいてください。
引越しで愛犬を輸送する3つの手段
よほどの近所への転居でもない限り、わんちゃんをどうやって新居へ連れていくかというのも大きな課題です。
わんちゃん対応の引越し業者に依頼する
ペット対応の引越し業者に依頼すれば、荷物の移送とわんちゃんの移動を同時に行えて大変効率が良いです。
ただし、ほとんどの引越し業者が提携の専門業者に委託したり仲介をするという方法を取っているため、中間マージンが発生し料金は高め。また、大型犬や遠方への引越しとなるとお断りされるケースもあります。
ただし、ペット輸送も込みで最初から複数社から相見積もりすれば、引越し料金とペット輸送代の総額で見た時に引越し業者に依頼するのが一番割安になる可能性も十分にあります。
愛犬輸送の専門業者に依頼する
前述の理由から、専門業者であれば引越し業者へ依頼するよりも料金を抑えられます。また、大型犬でも対応してくれる業者、全国対応の業者もありますので、引越し業者にお断りされた場合でも諦めないでください。
また、業者によっては人とわんちゃんを一緒のトラック(タクシー)に乗せてくれるので、家族の目が離せない・寂しがりやなわんちゃんでも安心して移動ができるのも大きな特徴。気を付けたい点としては、輸送料そのものは引越し業者より安価でも、待機料やお迎え料がかかる場合があることです。
愛犬と一緒に引越し先まで移動する
一番確実で飼い主さんもわんちゃんも安心できる方法としては、一緒に移動することですよね。ただし、電車・新幹線・バスといった公共交通機関を利用する場合は、キャリーケースに入れるのが条件。大型犬は難しいですね。
自家用車で移動する場合は、体のサイズは関係ありません。ただし、車での移動に慣れていないわんちゃんだと体調を崩しやすいです。運転手以外にわんちゃんに気を遣える人が同乗しているのが望ましいでしょう。
車酔いが心配ならかかりつけの獣医さんから事前に酔い止め薬をいただいておきましょう。
飛行機を使った引越しでワンちゃんがいる場合は?
飛行機をつかってわんちゃんを移動させる場合、基本的には貨物扱いです。小型犬であればケージに入れて手荷物扱いできることもありますが…。貨物室だと空調設備がないんですね。格安航空会社では貨物室に空きがあれば…といった対応のところもあります。
そういう場合は暑さ寒さへの対応も飼い主が地上にいるうちにしなくてはいけません。一方、ペット預かり専用の窓口を設けている航空会社もあります。こちらは客席ではないものの、空調に気を遣ってもらえます。
季節によってはペットシートや毛布などを飼い主が用意する必要があります。また、フレンチブルドッグやパグ、シーズーのような「短頭種」は、お断りされるケースが多いです。
短頭種のわんちゃんは口呼吸が多くなり、寒暖の差に弱く、また心臓への負担が重いため空輸中に死亡するリスクが大変高いからです。もちろん、地上での輸送に比べてリスクが多くなるのは短頭種のわんちゃんに限らないので、航空会社の説明や同意書をよく読んで利用を決めてください。
愛犬と一緒に海外へ引っ越す場合はどうする?
海外への引越しは主に飛行機を使います。また、土佐犬等は国外に持ち出すことはできません。手荷物扱いでは動物を持ち込めない国もあります。
手続きの面でいえば、輸出検疫は必須です。検査の内容等によって日数が必要なため、輸出予定の7日前までには輸出検査申請書の提出してください。
他の条件は転居先の国によって異なることが多いのですが、まず狂犬病の予防注射とその証明書が求められるでしょう。
それ以外の病気の予防注射や、注射してからの経過日数も条件に入ってくることがあります。証明書は注射や検査を受けた動物病院から発行してもらえます。
輸出検査時にその証明書を提出すれば、輸出検疫証明書に記載してもらえますよ。入国条件の詳細は、日本にある転居先の国の大使館か動物検疫機関で確認することが可能です。
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絶対にあってはならないことです。ペット可の住宅が見つからない・見つかっても金銭的に厳しいなどの事情もあるのでしょうが、賃貸物件の規約を守らず、内緒で買うなどは論外です。もちろん置き去りにしたり、人里離れた山間部に遺棄することも。それらを踏まえて…。
まずは親戚や友人・知人でわんちゃんを引き取ってくれる人を探しましょう。もちろん、無理に押し付けてはいけません。身近で新しい飼い主候補が見つからなければ、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。獣医さんによっては、手伝ってくれるかもしれません。
地域のボランティア団体・動物愛護団体、あるいはSNSを通じて里親さんを探す方法もあります。SNSを利用する場合は要注意。中には虐待目当てで犬を譲り受けようとする不届きものもいます。そういった人にわんちゃんを渡さないよう、見極めるのも飼い主としての責任です。
有料で引き取りをして、その後里親を募集してくれる業者もあります。しつけ教室やトリミングなどと並行して事業を行っていることが多いです。
ただし、こちらは商売として行っているので、引き取り可能なわんちゃんは健康な個体であること、若年であること、性格が穏やかであること…など条件が厳しいですよ。
絶対にしてほしくないことは…保健所への持ち込みです。最近は殺処分0の地方自治体も増えていますが、そうでない自治体もまだたくさんあります。保健所でのリミットは大変短く(精々1週間程度)、その先はガスで窒息させられ(安楽死ではありませんよ)焼却処分です。
飼い主の責任として最後まで面倒を見ることが最低条件だと個人的には思っています。事情があるとはいえ、途中で放棄するのですから、わんちゃんが最も幸せになれるように手を尽くすのが飼い主としての最後の責任ではないでしょうか。
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