大学生引越しの費用相場・おすすめ業者・挨拶など6つの疑問を解決!

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高校生で一人暮らしをしている生徒は少数ですが、大学進学を機会に一人暮らしを選択する学生は今も昔も多数です。中には生まれてから一度も引越しを経験したことがない人もいるでしょう。

ご両親は経験したことがあっても、最低でも18年以上前のことですから今とは相当状況が異なります。

今回は引越しのことをよく知らない、業者の選び方すらわからない…という学生さんや親御さんのために大学生の引越しの重要なポイントを6つに絞って紹介したいと思います。

大学生の一人暮らしの引越し費用相場はいくらくらい?

同一市区町村内
(15km程度まで)
同一都道府県内
(50km程度まで)
同一地方
(200km程度まで)
隣接地方
(500km程度まで)
遠距離
(500km以上)
全国平均
5月~2月 34,000円 36,000円 42,000円 53,000円 61,000円 42,000円
3月・4月 39,000円 48,000円 46,000円 53,000円 67,000円 49,000円

一般的に大学生が一人暮らしをする時には、通常の一人暮らしの引越よりも身軽です。特に冷蔵庫や洗濯機といった家電は新居に入ってから購入する、エアコン付きの部屋を選ぶというような場合には必要最低限の身の回り品だけに荷物がまとまります。

そうすると親御さんや親族の車で新居まで運んでもらえる場合がありますが、当然ながらこの対応が一番安上がりです。せいぜい親族にちょっとしたお礼を包むか、お食事に招待するといった対応で十分です。

ご両親や親族が多忙の場合や引越し先が遠方過ぎて運転して行ける距離ではない、といった場合には引越し業者が頼りです。

引越し費用は荷物の量と移動距離によって変動しますが、同一都道府県内(移動距離50km未満程度)で荷物が少量であれば、業者に依頼したとしても36,000円程度です。

ただし、これは引越しのピーク時を外した場合です。引越しのピーク時とは3月~4月上旬を指します。

予想はついていると思いますが、進学・就職時期並びに人事異動が発生しやすい時期が丸被りしているので、引越し業者は非常に多忙です。

人手不足も相まって、この時期の引越は費用が高騰します(2018年以降、例年よりも引越し費用が高騰し、費用が数十万円掛かったという報道もありましたね)。

大学進学に伴う転居となると繁忙期は避けづらいですが、転居先が近隣であれば5月までは自宅から通い、費用が安くなってから業者に頼むという方法もあります。

教養課程と専門課程でキャンパスが異なる場合、冬季はほとんど通学しないことも加味して11月・12月に引越しするのも検討の価値アリです。

生協の学生割引での引越しは本当に一番安いのか?

本や文房具、お弁当など大学生活に欠かせない商品を割安で提供しているのが生協です。入学後のオリエンテーリングなどで入会を勧められるという話もよく耳にします。

生活必需品のみならず、運転免許や合宿旅行などを手広く扱うのが大学生協の特徴で、引越しもその対象だったりします。

といっても生協が引越し事業そのものを展開しているわけではなく、クロネコヤマトや日通といった有名どころの引越し会社との提携になります。

割引や、梱包材のプレゼントなど各社で異なる大学生協特典を付けていますが、良く調べるとWEB割や早期割引など、一般の申し込みでもシステムを活用すれば享受できるものが多かったりもします。

さらに言うと、生協経由の引越以来ではそれ以上の特典を受けることは難しいです。

そこでおススメしたいのが相見積もりのシステムです。相見積もりは地域の小さな業者(その地域に特化したスペシャリストのことが多い)も対象にできます。

大学生協が仲介している引越し業者は大手、ないしは東京近辺に特化した業者が中心です。地方から地方への引越し(同一地域含む)を考えた時に、効率的とは言えない場合もあります。

また、見積もり担当者との交渉しだいで特典やサービス、さらなる割引の余地が生まれるのも相見積もりの醍醐味です。大学生協が紹介する引越しプランが必ずしも最安とは限りませんので、ぜひ相見積もりも検討してみてください。

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どれくらいの割合で大学生は引っ越し先で近所に挨拶回りしてる?

正直、大学生の一人暮らしでは入居する先の環境によって挨拶周りの状況がかなり異なります。一概にどのくらいの人が…とは言えません。

例えば大学生専用アパート・マンションですと、必然的に隣近所の部屋には同じ大学の同級生や先輩が入居している可能性が高いです。

従って、挨拶回りをしていた方が、「お互いさま」の精神が働きやすく、学生生活をスムーズに過ごせるキーにもなります。

その一方で大学生にありがちな研究やアルバイトで忙しく、家には寝に戻るだけという生活をしている方が隣人だと、めったに会えませんので挨拶の機会を逸してしまうこともあります。その場合には無理に押し掛ける必要はありません。

学生だけでなく社会人も入居している集合住宅の場合、いわゆるうるさ型の方もいるかもしれませんので、挨拶はしておいた方が無難です。

1人暮らしの始めは羽目を外しがちですので、意図せず迷惑を掛けることも考慮に入れておきましょう。万一ご迷惑をお掛けしてしまっても、最初の挨拶があるかないかで、その後の心象が相当異なります。

このように挨拶回りをしておいた方がよいと述べてきましたが、これは男子学生の場合です。

今のご時世を考えると、女子学生は挨拶回りに行かない方がよいでしょう。

というのも、女子学生が引越しの挨拶回りに出るというのは、「うら若い女性が一人暮らしをしている」と宣伝して歩いているのに他ならないからです。

ストーカーや犯罪者に付け狙われてはたまったものではありませんから、身の安全を確保する意味でも、わざわざ挨拶回りに行くことはやめましょう。その代わりに、共有部で出会った時には明るくハキハキと挨拶をしておくと軋轢を生みにくいです。

女子学生会館や女性専用アパート・マンションに入居している場合は安全と思い込みがちですが、外部の人間の目を100%カットすることは困難ですから、やはり控えたほうがよいでしょう。

それに、女性専用住居に入居している人であれば、そのあたりの防犯意識に共感してくれるはずですので、挨拶回りを省いたからといってあまり気を揉む必要はありません。

また、東京などの大都市では隣近所との関りが希薄になって来ていて、家でくつろいでいる時に訪問者が来るのを嫌う人もいます。そもそも生活リズムが違って顔すら合わせない人もいますので、男女を問わず挨拶回りのタイミングを掴むのが難しいです。こういう場合も無理に挨拶に行くことはありません。

挨拶回りをしなくては落ち着かない、悪い印象を持たれたら嫌だと感じる人は、予め大家さんか不動産屋さんに隣人の様子をそれとなく聞いておくことを推奨します。

個人情報保護にだいぶうるさくはなっていますが、差し支えない範囲で教えてくれるはずです。その情報を基に引越しの挨拶回りに伺うか、やめておくか判断しましょう。

入学生・在学生・卒業生の引越しはいつから準備したほうがいい?

入学生のケース

学生生活において切り替えの節目は3月~4月に訪れます。ですから先に記載した通り、このシーズンの引越しは希望者が殺到し、費用が余計に嵩んでしまいます。

お金の問題だけなら出費は痛いものの何とか解決もできますが、引越し予定日の間際に業者を抑えようとすると、予約すら取れない場合もあるのがこの時期の怖いところです。

新入生の場合、入試結果が判明する時期によってはこのピークを避けられないでしょう。例えば国公立大学の後期試験に合格・進学決定した場合などが当てはまります。

3月の下旬に進路決定がされるわけですので、入学手続きを済ませると同時に引越し業者に駆け込むほかありません。同じ大学に合格した学生が、同じような動きを取るため1分1秒を争うでしょう。

少しでもリスクを回避するために年明けごろに仮予約を入れておくと多少状況は好転するかもしれません。

引越しの仮予約はキャンセル可能な場合がほとんどですし、具体的な転居先・日程が分かっていなくても一応押さえられます。

ですが、繁忙期であり人手不足も深刻な業界のため、ぎりぎりまで確定しない顧客のために予定を空けていてくれるのか、正直心許ないところもあります。私学の一般入試や国公立大学前期であってもほとんど状況は変わりません。

全国津々浦々の学校を受験しているというなら別ですが、同じ地方の大学をまとめて受験している場合は、入学先候補の学校に合格した時点で仮予約を押さえてしまうとよいでしょう。

恐らく2月に入って来るとは思いますが、3月に申し込みをするよりは多少余裕があります。推薦入学が決まっているのであれば、年内に引越し業者に問い合わせてしまいましょう。

ただし、業者によっては引越し日当日の3か月前からでないと押さえられないといった条件が出される場合があります。それでも12月下旬ないしは1月には受け付けてくれる業者が大半なので、受け付け開始日に即、予約してください。この段階であれば、土日祝でもない限り希望の日時を選択できる可能性が広がります。

在校生のケース

在校生の場合は進級や転部によるキャンパス変更で引越しが発生することが予想されます。引越しの流れ自体は推薦入試の学生とほぼ同様です。

1月に後期試験が終了し、結果が判明すればもう春休み同然という大学もあるでしょう。そういう場合には年内に引越しを完了させ、試験と成績発表の時だけ新居から旧キャンパスへ通うという方法もあります。

進級・転部でキャンパスが変更になる場合、キャンパス同士はそれほど離れていない場合も結構あります(例:東京大学駒場キャンパスと本郷キャンパス、慶應義塾大学三田キャンパスと日吉キャンパスなど)。

このケースに該当すれば、新キャンパスの側に引越しをしたとしてもさほど通学の負担にはなりません。

キャンパス同士が非常に離れていて不便な場合には困難ですが、極端なタコ足キャンパス(例:信州大学。農学部と本部間の距離が200km)でなければ検討の価値がある方法です。

卒業生のケース

卒業生の場合は、就職先の配属にも影響を受けます。10月頃にある内定式でしっかり配属が確定すれば、推薦入試生・在学生のような動きも可能ですが、そう上手くいくケースは稀です。

この段階ではまだ人事が流動的だからです。配属決定されたらすぐに引越し業者を押さえるのがベストです。

新入社員は一律で研修施設からスタートする、入寮するのが決定しているというふうに、転居先がもうわかりきっている場合には年内に引越し業者に打診して、即行で日程を押させてしまいましょう。

大学生の一人暮らしも住民票は移動が必要?

転入・転出をした場合には原則として14日以内に住民票も移動させなくてはいけません。努力義務ではなく、罰則つき(5万円以下の過料)なのは意外と知られていないところです。

しかし、あくまで原則なので例外もあります。

  • 実家から離れて暮らす期間が1年以下
  • 生活の拠点(この場合は実家)に頻繁に帰宅している(週末や長期休暇を利用した帰省など)

このどちらかを満たしていれば法律違反ではありませんので、ご安心ください。

しかし、住民票を移動させないとデメリットがあります。

まず、選挙の案内が実家に届いてしまいます。不在者投票を行うにしても、一度帰省しなくてはなりません。それから運転免許証を取得したり更新するのも、住民票を置いてある場所でしかできません。郵便物も全て実家に届くことになります。

免許更新の案内や保険料の通知も郵送物ですから二重に不便です。また、最寄りの公共施設の利用が制限される場合もあります。

例えば図書館なら、館内施設を利用することは可能だが本を借りられない、本を借りられてもクイック返却を利用できない、などです。

様々な不便があっても住民票を移さない学生が多い理由は、地元の成人式に参加したいというのが最も多いでしょう。

大切な節目でありますし、誰も知らない中ぽつんとしているより、気心の知れた馴染みの仲間と過ごしたい気持ちは誰もが共感します。

住民票を独り暮らし先の住所に移動させていると、地元の案内状は届きません。ですが案内状がないと成人式に出席が出来ないかというと、そこまでガチガチのルールではない自治体が大半です。

また、事前に地元の役所に連絡をして参加手続きを取っておけばヤキモキすることもありません。成人式の案内は前年の11月頃から郵送され始めますので、その時期に問い合わせておくとよいでしょう。

大学生の一人暮らしの引越しでおすすめの引越し業者は?

大手引越し業者に限らず、単身プランを設定している業者は数多くあります。しかし、これらの通常プランよりも割安になる「学割プラン」の用意がある業者もあります。

低価格でコース設定が豊富なのがアート引越センターの「学割パック」です。

荷造り・荷解きはセルフで行う基本コース、荷造りだけスタッフにしてもらうハーフコース、どちらもお任せのフルコースまで揃っています。

スタッフの手がかかる分、基本コースよりもハーフコース、ハーフコースよりフルコースの方が料金は上がります。

若い女性は女性スタッフを希望する方も多いですが、レディースパックにも対応しています。

基本見積もり不要ですが、荷物の量が多いと訪問見積もりを実施する場合があります。

また、学生限定プランのため学生証の提示を求められることもあります。他のプランで実施している特典と併用することはできませんから注意が必要です。

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