「クロネコヤマトの宅急便」は小さな子供でも知っているほど有名ですが、さすが配送専門だけあって引越し作業もお手の物なんです。
大手だけあってコースやオプションも充実しているのですが、逆に選択肢がありすぎて困ってしまう面も…。単身者用の「単身パック」であれば料金を抑えられますので、活用のポイントを押さえておきたいですね。
この記事ではクロネコヤマトの単身パックについてのありがちな疑問を徹底的に調べ上げましたので気になった人は確認してみてください。
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目次
クロネコヤマトの単身パックの大きさ(サイズ)と見積もり料金は?
クロネコヤマトの単身パックは単身者向け引越サービス「わたしの引越」という名称です。1.04m×1.04m×1.70mの要領を1BOXとカウントします。
1BOXには2ドア冷蔵庫、電子レンジ、全自動洗濯機(4kgサイズ)、350mm×430mm×310mm(Sサイズ)の段ボール10箱、380mm×740mm×220mmの衣装ケース3個、布団袋とスーツケースがひとつずつ収容できる計算です。
1BOXあたりの料金は移動距離によっても変動しますが、関東地区で同一市区町村内であれば、各種割引を利用して12,000円(※2019年9月までの最安値料金)17,000円まで抑えることが可能です。
ただし、集荷日・配達日が土日祝だった場合それぞれで+2,000円、3/20~4/10の引越しのピーク時には1BOXあたり5,000円が加算されるので注意してください。
また、クロネコヤマトの「わたしの引越」で気を付けたい点は、他の引越し業者では無料で行ってくれる洗濯機の取り外し・取り付けが有料であることです。
取り外し | 取り付け | |
全自動洗濯機 | 1,500円 | 3,000円 |
ドラム式洗濯機 | 3,000円 | 7,500円 |
1BOX当たりの料金は「単身引越しサービス」と同じ条件で11,000円まで抑えられます。こちらは関東では東京の伊豆諸島と小笠原諸島を除く全域で対応していますが、その他の地方では取り扱い対象エリアが限られています。
その他急な引っ越しに対応する「単身引越しジャストサービス」があり、2平方メートルごとの家財量×移動距離で料金を計算します。
クロネコヤマトの単身パックの段ボール調達と回収の費用はどうなるの?
単身者向け引越サービス「わたしの引越」では家具・家電の梱包をクロネコヤマトのスタッフが行いますが、その他の小荷物に関しては段ボールなどの資材の調達から梱包までを依頼者が行う必要があります。
以前は単身用資材パックが販売されていましたが、現在は販売が停止されていますので梱包材は自分で手に入れる他ありません。ホームセンターやネット通販で段ボールは販売しているので、それを購入するのが王道でしょう。
単身引越し向けの段ボールなどの梱包資材は、クロネコヤマトの梱包資材オンラインショップ「ネコハコ」で販売されています。
単身者向け引越資材セットはダンボール大サイズ4箱・ダンボール中サイズ6箱・テープ・布団袋が付いて3,630円(税込み・送料込み)です。
裏技としてホームセンター、スーパー、ドラッグストアなどで不要となった段ボールを、店員さんに頼んでもらってくるという方法もあります。家電販売店ですと、郵送・宅配などで使用するためか断られることも多いようです。
スーパーで手に入れるときには、野菜や果物などの生鮮食品が入っていた段ボールには虫が湧くことがありますので、新居に害虫を持ち込まないためにもそのような段ボールは避けるべきです。
使用後の段ボールは、オプション扱いですが1件/1回に付き3,000円で引き取ってくれます。
2021年現在、使用後の段ボールの回収は行っていませんので、自分自身で住まいの地域のルールに則って処分する必要があります。
「単身引越しジャストサイズ」であれば梱包資材一式の提供と回収はコースに含まれているので、依頼者が用意する必要もなければオプション料金も発生しません。
クロネコヤマトの単身パックで自転車やベッドは運べる?
結論から申しますと、「わたしの引越」では自転車もベッドも運搬は難しいでしょう。シングルベッドのサイズは縦190cm×幅97cm×高さ35cmほど、一般的なママチャリは高さ120cm×幅60cm×長さ190cmのサイズですから、先ほど紹介した1BOXのサイズには入りきりません。
例外としてマットレスが折りたためてベッドも分解して運ぶ場合や、折り畳み自転車であれば1BOX内に入る可能性があります。折り畳み自転車はともかく、ベッドは分解と組み立てを自分で行うか、オプション料金を払って依頼するかになりますから、却って手間とお金が掛かるかもしれません。
家電・家具1つの配送から頼める「らくらく家財宅急便」を「単身引越しサービス」と併用するのがお勧めです。同一都道府県内、ないしは隣県程度の移動距離であればシングルベッドのサイズ(Eランク)なら15,050円、ママチャリ(Fランク)なら21,250円で配送できます。
ベッドの引越しに関しては「引っ越しのベッドの輸送・解体・処分費用と安く運搬する方法」で、自転車に関しては「自転車の引っ越しの防犯登録・配送料金相場・処分費用まとめ」という引越しの役立ち記事でまとめていますので、気になる方は参考にしてみてください。
クロネコヤマトの単身パックの宅配日・時間帯は?
「わたしの引越」」は基本的には翌日に宅配されるので、宅急便感覚で手軽に申し込めるのがメリットです(一部翌々日に到着する場合もあります)。
また、お届け時間帯も午前中、12時~15時、15時~18時、18時~21時の4つの時間帯から無料で指定をすることが可能です。ただし、3/20~4/10に荷物の発着作業のいずれかでもある場合には、午前中、午後、フリーのいずれかしか選択できません。
また、時間帯指定配達区域が指定されており、除外地域では時間帯指定サービスを受けることはできません。更にピンポイントな時間で配送を希望する場合には有料オプションの「約束時間お届けサービス」(1BOXあたり3,000円)があり、指定時間の前後30分以内に確実に荷物を届けてくれます。
「単身引越しジャストサービス」であれば、600km圏内の配送であれば翌日配送(一部翌々日)、9時~18時の時間帯であればピンポイントの時間指定が可能です。
クロネコヤマトと日本通運の単身パック比較からみるヤマトのメリット・デメリット
クロネコヤマトとよく比較されるのが同じく大手運送会社の日本通運です。
両社とも引越しの実績は数多く、豊富な単身パックのプランを展開しています。
1.割引
日本通運の場合はWEB割引が2,000円、エリア割引が1,000円、複数BOX割引が1,000円です。エリア割引はエリアと収集日が指定されていますが、直接問い合わせないと該当するのかわかりません。
エリア割引を合算したとしても、クロネコヤマトの方が割引額は大きくなります。ヤマトは平日に割引になるのに対し、日本通運では土・日・祝日は1BOXあたり2,000円加算になるのも大きな違いです。
2.料金
WEB割引を適用した場合、日本通運の単身Sパックは15,000円、単身Lパックは16,000円が最安料金です。ヤマトの場合は全ての割引を適用した最安値は単身引越しサービス(mini)で11,000円、単身引越しサービスなら12,000円です。
クロネコヤマトの方が低価格で抑えられていますが、積み荷に対する保険料も日本通運の料金には含まれています。ヤマトの料金には保険が含まれていませんので、改めて自分で掛けるか(仲介はしてくれます)無保険のまま運んでもらうかの選択になります。
3/22~4/5の繁忙期に1BOX当たり5,000円の加算がされるのは、日程が多少違えどもヤマトと同じです。
3.BOXのサイズ
日本通運の単身Sパックは108cm×74cm×155、単身Lパックは108cm×104cm×175cmですので、クロネコヤマトの単身引越しサービスと比べると容量が大きめです。
4.時間帯指定
日本通運もクロネコヤマト同様、4つの時間帯から配達時間を選択できます。ヤマトと違うのは、18時以降の夜間を選択すると1BOXあたり2,000円料金が加算されます。
また、3/17~4/8の繁忙期、ならびにエリアによっては(常に)午前・午後の二択しかありません。繁忙期の時間帯が大枠になるのはヤマトと変わりませんが、期間が少しずれていますね。
5.当日便
クロネコヤマトの単身引越しサービスは、荷物の到着が早くて翌日ですが、日本通運の「当日便」であればその日のうちに届きます。ただし、(1)車で30分以内の距離(2)作業が4時間以内で終了する(3)部屋の広さは1R~2DK(4)利用者は1名のみ、とかなり条件が厳しめです。
6.自転車が運べるプラン
日本通運の単身パックXは押し入れひとつ分ほどの収容力があるので、自転車も一緒に搬出入ができます。ただし、150km以上離れた地域に引っ越さなくてはならないのと、対象地域が相当限定されているのが難点です。
7.段ボールなどの梱包材の販売
ヤマトでは梱包材の販売を現在は中止しているので、単身引越しでは自分で調達するしかありませんが、日本通運では現在も販売しています。
クロネコヤマトの単身パックの割引サービスは?
ただし、その分初期コストも削減されているので改悪と言うほどの変化でもないと思います。
1.web割引
見積もりフォームや携帯サイトから申し込むと、2,000円の割引です。
2.平日割引
搬出日と搬入日の両方が平日であれば、2,000円の割引になります。例えば、金曜日に搬出をして翌日の土曜日に搬入という場合は割引されませんが、荷物を預かってもらって月曜日に搬入してもらうことは可能ですし、この場合はちゃんと割引が適用されます。
3.早期申込割引
搬出日の14日以前に申し込めば1,000円割り引かれます。
ただし、申し込みが14日以前であっても搬出日が確定せず、作業日の確定まで14日未満の場合は適用されません。
4.複数BOX割引
2BOX以上(mini含む)になった場合に、1BOXあたり1,000円の割引です。ただし、「らくらく家財宅急便」との併用はできません。
以上4つの割引は互いに併用が可能ですが、複数BOX割引以外は他の割引との併用が不可能です。
また、全国で引越しが集中する3/20~4/10の期間中に発着のどちらかでも食い込む場合には、平日割引並びに早期申込割引は適用されません。一括見積でこちらの公式の割引を利用するよりも更に割安になる可能性もありますので、サイトの見比べも必須です。
※価格は全て消費税抜きで表示しています。
※価格・サービス内容は予告なく変更になる可能性がありますので、予めご了承ください