自転車の引っ越しの防犯登録・配送料金相場・処分費用まとめ

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引越しの際に意外と盲点になりがちなのが自転車の運搬です。移動距離が10km程度と近場であれば、最後に自分で乗って行ってしまえば問題ありませんが、中長距離の転居ではそうもいきません。

そうなると引越し業者にお願いすることになりますが、金額を抑えられた方がベターです。そこで、この記事では自転車引っ越しの運搬料金の相場や価格を抑える方法、防犯登録についてなどを調べてみました。

smart引越し管理人
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ちなみに自転車以外にも荷物がある場合は、引越し業者を利用した方が混載便などを利用して安くなるケースが多くあります。下記の引っ越し一括査定を使えばあなたの条件に合った最安の業者が見つかるのでこの機会にぜひ利用してみてくださいね。

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引越ししたけど自転車の防犯登録手続きは必要?不要?

自転車の防犯登録は、「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的促進に関する法律第12条3項」により、所有者に義務付けられています。

この法律を破ったからといって即罰則が科せられるわけではありませんが、万が一自転車の盗難被害にあったときに発見・返還される確率が上がります。

盗難する側も足のつく可能性がある防犯ステッカーを貼ってある自転車よりも、ステッカーのない自転車の方が狙いやすいので、潜在的な盗難リスクを下げる意味もあります。

また、防犯登録ステッカーを貼っていない自転車に乗っていると、警察による職務質問を受けたりあらぬ疑いを掛けられるリスクもあります。職務質問を強引に振り切るのは賢明ではありませんし、大人しく受けていても嫌疑が晴れるまでに時間を要します。余計なトラブルに巻き込まれないためにも、転居先でも自転車の防犯登録はしておきましょう。

防犯登録は地方自治体ごとに管理をしておりますので、同一都道府県内での引越しであれば、手続きをする必要はありません(もちろん、その地方自治体で一度防犯登録をしてある場合に限り、です)。

都道府県をまたぐ転居の時には手続きが必要になります。防犯登録を行う場所については、通常は購入した店舗ですが、引越しで持っていく場合は事情が異なります。

転居先の防犯登録を行っている販売店舗に持ち込む、交番・駐在所や警察署内の防犯協会で手続きを行うなどいくつかの手段がありますが、地方自治体によって多少差があります。

例えば東京都では交番など警察機関での登録は受け付けておらず、店舗に持ち込むしかありません。手続に必要な書類や登録手数料などにも違いがありますが、大まかには以下のようになります。

  • 自転車本体
  • 販売証明書
  • 身分証明書
  • 登録料(500円前後、1,000円はしません)
外国籍の方であればこれらに加えて外国人登録証が必要になります。

自転車の引越し(運搬)の料金相場

トラック1台をチャーターし、他の荷物と一緒に運ぶようなプランを選択した場合、自転車のスペースを確保するためにトラックのサイズアップをしなければ料金が変わることはありません。

サイズ変更があってもワンランクアップ程度ですので、せいぜい1万円程度追加でかかるくらいです。そのまま積み込んでしまうスペースがあれば問題なく運搬が可能です。

ただ、運搬中にトラックの揺れで横転する危険はあります。ママチャリのような安くて頑丈なものなら大して心配はありませんが、レース用自転車のように繊細な仕様のものは分解と特別な梱包が必要になり、それらの作業をスタッフにしてもらうにはオプション料金が掛かってきます。

逆に言うと分解できる自転車はコンパクトになり、普通の荷物として積載することができます。

自転車単品で郵送する場合ですが、折り畳みまたは分解して縦・横・高さの3辺合計が170cm以下に収まればゆうパックでも送れます。170サイズと仮定した場合、同一都道府県内であれば2,340円、北海道から沖縄でも3,160円です。

重量は25kgまでの制限が付きますが、それよりも重いとはあまり考えられないので無視してよいでしょう。問題なのは分解も折り畳みもできないタイプのものです。

取り扱いをしてくれる業者も限られており、移動距離にもよりますが料金相場は10,000~20,000円程度です。

自転車の引越し(運搬)が一番安いのはどこの配送業者?

自転車運搬サービスを行っている配送業者としてはまず西濃運輸の「カンガルー自転車輸送便」があります。車輪を外して3辺の合計が280cm以内かつ30kg以下で梱包されているものが搬送の対象です。

価格は同一地区で5,960円(北海道は6,370円)で、北海道から沖縄だと16,910円です。梱包材はレンタルも可能で、その場合はプラス3,200円(税込)です。

ちなみにママチャリはカンガルー自転車輸送便には対応しておらず、西濃運輸さんに問い合わせた所、東京~大阪間で18,000円程度かかるらしいです。

佐川急便にも自転車専用サービスではありませんが、「飛脚ラージサイズ宅配便」という輸送サービスがあります。

こちらは3辺合計260cmまでの対応で、関西発関西着の輸送で5,995円になります。

この両者のサービスはサイズ的にロードバイクなどの分解・折り畳みができるタイプの自転車でないと利用が難しいかもしれません。※一般的な26インチの自転車(縦174cm・横56cm・高さ105cm=合計335cm)

ヤマトホームコンビニエンスのらくらく家財宅急便でも自転車の運搬は可能です。350cmまで(Eランク)であれば同一都道府県内なら16,555円(税込み)、東京~大阪間で19,525円、道東から沖縄までなら60,445円です。

このように見ていくと、配送業者で分解できないタイプの自転車であればゆうパックでの運搬が全国対応の上、一番安くあがります。

170cmサイズ以上で280cm以内の分解できるタイプの自転車ならばカンガルー自転車輸送便が、梱包材のレンタル料を加味しても最も安く輸送できます。

分解できないタイプであれば佐川急便の大型家具・家電設置輸送サービスが最安値でしょう。

自転車を単身パックで運搬できる?

通常単身パックは荷物が少ない人向けですので、積載容量もかなりコンパクトになっています。分解できないタイプの自転車はまず運搬できませんし、分解できるタイプのものでもかなりの比率を占めることになるので、よほど荷物が少ない人でないかぎりお勧めできる運搬方法ではありません。

ただし、西濃運輸の「カンガルー単身MAX+1」だとおトクな自転車パックが存在します。2.5m3(幅115cm×奥行128cm×高さ170cm)に収まる範囲で1台までならBOX料金に含まれます。

日本通運の単身パックも別途追加料金で自転車も配送してもらえます。

また、鉄道コンテナ輸送を利用する関係上、150km以上の移送距離が必要という条件も重なります。使う人を選ぶ引越しプランではありますが、条件が合えば頼もしいこと間違いなしです。

古い自転車なら処分するという選択肢も


このようにしてみると、自転車の輸送料金が意外と高いことに気が付きます。ロードバイクのように非常に高価な自転車ならともかく、ホームセンターで買ったようなママチャリであれば、下手をすると輸送費用のほうが高くつくことだってあるのです。

現在使用している自転車がもう古い、特にこだわりがないというのであれば引越し前に処分するのも選択肢のひとつです。処分の仕方にも色々方法があります。

粗大ごみとして処分する場合には、手数料が1,000円弱かかります(自治体によって変わります)。連絡を入れてから回収されるまでに時間を要しますので、引越し予定日に間に合わせるためにはしっかりと計画を立てて手続きを踏む必要があります。

同じゴミとして捨てるにしても、処分場に持ち込む方が料金は抑えられます。ただ、帰りの足の確保だけは忘れないようにしてください。乗っていった自転車をそのまま処分して、帰れなくなったら笑うに笑えません。

回収業者に依頼するという方法がありますが、粗大ごみよりも費用が高くなる傾向にあります。今すぐ引き取ってほしい、この日のこの時間帯に来てほしいというような縛りが強い時には便利です。

自転車の状態がよければ、リサイクルショップに持ち込むのもよい方法です。他の方法では自転車の処分にお金が掛かりますが、うまく行けばお小遣い程度の金額ではありますがお金が入ってきます。

0円査定が出たとしても引き取ってもらえることもありますから、処分費用が掛からなかったと考えるとお得な方法でもあります。

当たり前ですが、不法投棄は絶対にダメです。これ自体が犯罪ですが、怖いのはもっと凶悪な犯罪に捨てたはずの自転車が使用されてしまった場合です。防犯登録が抹消されていない場合、最悪のケースでは容疑が掛かってしまいます。

無実なのに嫌疑を掛けられては堪ったものではありません(繰り返しますが不法投棄は犯罪です)。

不法投棄だけではなく、粗大ごみとして処分したりリサイクルショップに売る場合も同様です。粗大ごみであっても、まだ使えるからと持って行ってしまう人も中にはいます。「次に誰かが使うかもしれない」という状況下では、面倒ではありますが防犯登録の抹消も忘れずに行いましょう。

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【番外編】海外へロードバイクを送りたいけど費用は高い?

引越しに限らず、プレゼントなどで海外へロードバイクを送る場合もあるでしょう。なんとなくサイズ制限が厳しい上に高額になるイメージがありますが、EMSを使えばそれほどでもなかったりします。

まず、国によってサイズ上限と重量上限が異なりますが、多くの国では段ボールの最長辺が150cm、この最長辺と横周囲の長さを足して300cm以下、重量30kg以下であれば郵送可能です。

ロードバイクの重さは10kg程度ですので、重量は問題ありませんし、分解してしまえば箱の大きさも難なくクリアします。料金も日本からであればアジアなら10,500円、オセアニア・北米・中米・中近東なら14,500円、ヨーロッパなら16,600円、南米・アフリカなら27,700円と地域ごとに決まっているだけです(9kg以上10kg未満の場合)。

場所によっては日本国内での輸送と変わらないか、安いぐらいの地域もありますね。重くて自分一人では郵便局に持ち込めない…といった場合でも集荷サービスがあるので安心です。

EMSが対応しているのは120か国程度ですが、対応国のなかでも地域が限られる国があります。詳しくは日本郵政の国際郵便ページを確認してください。

なお、米国は上に記載した箱サイズよりも上限が小さい(最長辺150cm、横周囲との合計275cm)ので注意してください。

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