北欧スウェーデン生まれのお洒落な家具が低価格で購入できることで有名なIKEAですが、そのIKEA製家具は引越しの際に運搬を断われることも多いのはご存知でしょうか。
ここでは、引越し時に必須のIKEA家具の分解の知識や、IKEA製家具を専門に分解・解体、運搬等を行う業者について検討し、できるだけ安くIKEAの家具を引越しする方法について触れていきます。
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目次
悲報!あまり知られていない引越し時のikea家具の問題点
まずはこちらのツイッターの投稿を見てみてください。
全然 関係無いんですが
先日 引越しの際 業者から
IKEAの家具ありますか?と聞かれ
なぜそんな事を聞くのか
詳しく話を聞いてみると
引越し業者的にIKEAの家具は
地雷らしく分解設置に
特別な工具?が必要で
組み立てもとても面倒だそうで
別途費用がかかるらしいです。
IKEAの家具 素敵なんだけどなー— you. (@hapicamu_1001) January 13, 2020
引越しに際して「ニトリの家具は六角だから業者で分解できるけどIKEAの家具は分解が想定されてない作りなのでお客様の方でお願いします」と言われて「まあIKEAは企業的にも国的にも狭い住居でちまちま暮らす想定して家具設計してないだろうしな…」と納得したがそれなら都心部にばかりIKEAを建てるな
— 高菱 (@paltiamo) July 11, 2020
IKEAの家具、引越し業者から嫌われてるの初めて知ったわ
— 山本の (@yamamoto_no_) July 23, 2020
安いしデザイン可愛いのあるから私も買ったことあるけど、引っ越す時に、IKEAの家具は作業の中で壊れた時に保証外になりますって引越し会社の人に言われたことあるよ
— #908@スキズの曲が頭から離れない… (@mayday56410) July 23, 2020
このように引越し業者によっては、イケアの家具があると引越し自体を請け負ってもらえないケースも出てきます。
なぜIKEA家具(ベッド・本棚・テーブル)は対応してもらえない引越し業者が多いの?
引越しの際にIKEA製の家具について運搬を断られる原因は、IKEA製の家具の多くに使われる「木ネジ」にあります。
通常の家具の場合、留め金は締め手・受け手ともに金属を使用することが多いのですが、購入者自らの組み立てによることで低価格製品を提供しているIKEAでは、留める先の板自体にネジを挿しこんで組み立てるものが多いのです。
そもそも、この「木ネジ」というものは解体及び再度の組み立てをしないという前提で作成されており、最初に組み立てた時の強度こそあれど、一度分解した後に再度組み立て直すと、はめ込んであったネジ穴部分が広がってしまっており、家具としての強度が著しく落ちてしまうのです。
部品レベルでの分解が必要な点も作業に時間がかかる上、組み立てた後に破損やグラつきが生じて使用できなくなる恐れもあるため、引越し業者でIKEA製家具は運搬の対象外とする場合が多いのです。
IKEA家具の分解方法とは?
IKEA製品の多くに使われる木ネジを外す際の具体的な方法や注意点ですが、最も重要なのは、木ネジを抜く際に真っ直ぐ抜くことです。
ネジ部分が固くて抜きづらいからといって差し込んだ部分を広げるように動かしながら木ネジを抜いてしまうと、再度組み立てた際に家具としての強度を保てない恐れがあります。
木ネジが再度差し込んだ際のネジの効かなさは有名ですが、通常1度や2度のネジの抜き差しで全くネジが効かなくなるほど家具にダメージを与えることは多くありません。ですので木ネジを抜く際はまず真っ直ぐに抜くことを意識することが肝要です。
また、IKEAの家具は部品単位にまで解体する事が多いので、取り外すネジの量も多く、便利さから電動ドライバーを使用する人も多いかも知れません。
しかし、電動ドライバーでは当てた先がぶれやすく、木ネジを抜く際に穴を広げてしまう原因となりやすいので使用を控えた方が賢明です。
また、IKEA家具の解体時に必要な工具としては、カムロックの取り外しに使うプラスマイナスドライバー、4ミリから6ミリ頭の六角レンチ、木ダボを抜く際のペンチ、家具の背板を外す際に使うハンマーや釘抜き、13ミリの六角ボックスレンチの以上があればIKEA製の家具のほとんどの解体ができると言えます。
IKEA家具の引越し対応の引越し業者2社と料金目安
運搬を断られやすいIKEA家具ですが、引越し業社の中にはIKEAの分解や運搬に対応してくれるものもあります。
ここでは代表的な2社についてその引越し料金を比較しまとめていきます。
まず、IKEA製家具の分解・運搬・再組み立てを一括して行なってくれる「イケア引越しパック」を展開している職人引越しセンターでは、分解と再組み立てには他の一般的な家具と同じサービス料金が適用されています。
例としては、購入時の値段が50,000円のIKEAのワードローブを、都内立川から新宿までの距離の引越しで、分解・運搬・再組み立てを2名のスタッフで行った場合、まず、分解サービス料金として出張料2,000円、分解基本料3,000円、個別解体料として家具購入価格10%の5,000円、大型家具対応料3,000円がかかります。(合計13000円)
そして、引越しサービス料として軽トラックにて2名のスタッフを従事させることに15000円かかります。
最後に、再組み立てサービス料金として分解時と同じ額である13,000円がかかります。この3つのカテゴリーの料金総計は41,000円となります。
次に、IKEA家具専門引越しサポート企業として名をあげるカグッコシでは、木製ロフトベッドを23区内で引越す場合、分解・解体から再組み立てを一括して40,000円で請け負ってくれます。
運搬については基本的に他の引越し業者を手配することを推奨されていますが、対応ができないわけではないので見積もり時に確認をする必要があります。
また、カグッコシでは家具の購入時の金額によって解体費・組み立て費を決定することはせず、家具の大きさやジャンルによって料金を分けており、より公平で分かりやすい料金体系を実現しています。
IKEA家具分解の費用は引越し業者によって大きく異なるので相見積もりは必須!
分解や再組み立てまでを一貫して行ってくれる引越しサービス業者を選べば、IKEA製家具を引越し先の新居で使うことも諦める必要はありません。
しかし、ここで重要なのは引越し業者によってIKEA家具の分解・組み立て費用は大きく異なるということです。
先に挙げた2社以外にも、「アップル引越センター」「ホームレンジャー」という業者でも、IKEA製家具の分解・運搬・再組み立てを請け負ってくれます。
このようにIKEA製家具の引越し対応を売りとしている引越し業社は他にも多数ありますので、引っ越しにIKEAの家具を持ち出す場合は一度相見積もりを行い、料金を徹底的に比較検討するのをお勧めします。
また、基本的に大型となるIKEAの家具に対しての扱いや、オプション料金体系については引越し業者によってバラバラで多岐に渡るので、相見積もりの際には引越し一括査定サービスを利用して、IKEA家具引越しに関わる相場をしっかりと把握しつつ、短時間に一気に複数社の料金を比較するのが便利です。