引っ越しは人生の重要な節目の一つであり、様々な理由から行われます。入居者が退去する際、不動産管理会社や賃貸オーナーはしばしば引っ越しの理由を尋ねることがあります。
ここでは、200人の調査を通じて、引っ越し理由をランキングしました。
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目次
200人に聞いてみた!引越し理由ランキング!
当サイトで過去に有料で依頼した引っ越し体験談の中から「引越し理由」について記載のある口コミから200人分ランダムにピックアップし集計を取ってみました。
1位、仕事の都合(転勤・異動・転職)・・・82人
仕事の都合による引越しが「引越し理由」として第一位になりました。
転勤や異動、転職など、新しい職場が現在の居住地から通えない場合は引っ越すことが必要になってきます。
通える場合でも「通勤時間を短縮したいため」という理由で引っ越しをする人も多くいました。
また、特に3月~4月の年度末や年度始めの時期に毎年、企業が採用活動を行い転職市場も活性化します。
近年はリモートができる仕事部屋付きマンションに引越すためなど、リモート化による引越し理由も増えてきました。
2位、妊娠・出産・結婚・・・58人
人生の節目である妊娠や出産、結婚のタイミングで引っ越しする、というのが引越し理由として2位にランクインしました。
新しい家族を迎えるために、より広いスペースや家族に適した環境が必要になる場合があります。
「結婚してパートナーとの同居を始めるため引越した」や「出産を機に新しい家に引越した」などの引越し理由が多く見られました。
3位、新居購入・・・22人
引越し理由第3位は「新居購入」を挙げていた人が多くいました。
新居を購入する理由やタイミングとしては上記の妊娠・出産・結婚もそうですし、その他にも
- ずっと狙っていた人気マンションを購入できた
- 子どもが小学生にあがるタイミングで引越した
- 念願の新築戸建てを建てたから引越し
など様々な理由がありました。
4位、家族の都合・・・14人
4番目に多かった理由は「家族の都合」です。
特に家族都合の具体的な理由として多くあったのが、高齢になった両親や祖父母の介護という理由です。
元は別々に住んでいたけど、介護で両親(祖父母)と一緒に住んで世話をする必要があります。
その他の具体的な理由としては、
- 夫の転勤
- 両親が引越し
- 子どもがシックハウス発症
などがありました。
夫の転職というのは、パートナーがいる女性の回答で両親が引越しは同居中の娘や息子の回答だと予想できます。
5位、金銭的な理由・・・12人
「金銭的な理由」も200人中12人いました。
金銭的な理由として以下のような内容の具体的な理由が目立ちました。
- 家賃が高いので大阪府堺市から大阪府羽曳野市へ引っ越した(大阪在住32歳男性)
- 固定費削減する為に引越した。(東京都在住41歳男性)
- コロナの影響で給料が少なくなり、家賃が安い賃貸に引越し(横浜市在住28歳女性)
- 駐車場代が安い場所に引っ越した。(茨城県在住33歳男性)
- 友人と家賃が安いルームシェアにするため引っ越し。(東京都在住24歳女性)
その他の引越し理由
そのほかの引越し理由として以下のようなものがありました。
- 騒音や近隣トラブルが多かったので、静かな環境の住居に引っ越した。(神奈川県在住39歳女性)
- 部屋がジメジメして、古くカビ臭いため引越した。(埼玉県在住33歳男性)
- ペットを飼うためにペット可の住居に引っ越した。(静岡県在住36歳女性)
- 家族が減ったため、より小さな住居に引っ越した。(新潟県在住50歳男性)
- ショッピングやレストランなどの生活施設に近い場所に引っ越した。(千葉県在住31歳女性)
- 退職後自然豊かな環境で暮らしたいと思い、東京から長野に移住した。(長野県在住65歳男性)
- 壁が薄くて隣の生活音がうるさすぎたために引っ越した。(京都府在住25歳男性)
- 借りていたアパートの更新時期が来たので引っ越した。(北海道在住28歳男性)
- 受験した他県の大学に受かったので引っ越した。(福岡県在住19歳男性)
その他の引っ越し理由を見て感じたことは、旧住居への不満によって引っ越しという選択を選んだということです。
全体としては一人暮らしを始めるためや、ペット可の物件に引っ越しなどポジティブな引越し理由は少なめな印象でした。
その意味でもやはり生活の基盤である住居選びは慎重に行いたいな、と感じましたね。
調査日:2023年3月・4月・5月
単身引越しでよくある引越し理由
仕事の都合
例えば、転勤や異動がある場合には、その新しく配属される部署や店舗などの近くに引越しする必要があります。
転勤先への移動や一時的なプロジェクトへの参加など、仕事の都合による引越しは比較的一時的なものが多いです。
就職・進学
職場の近くに引っ越して通勤が時間を節約する為(大阪在住32歳女性)
青森の大学を卒業し、東京の広告代理店で働くために引越した。(東京都在住26歳男性)
沖縄での就職が難しく東京で新たな職場を見つけるために引越した。(東京都在住19歳男性)
旧居の不満
以下のような旧居の不満
- 騒音が多く、休息が取れないため。(東京在住30歳女性)
- 治安の悪さに不安を感じるため。(大阪在住25歳男性)
- 厳しい冬の気候に耐えられないため。(北海道在住40歳女性)
- 交通渋滞が日常的でストレスがたまるため。(神奈川在住35歳男性)
- 職場からの通勤時間が長く、疲れがたまるため。(愛知在住28歳女性)
- 生活費が高く、経済的な負担が大きいため。(京都在住32歳男性)
- 教育環境が子供に合わず、より良い学校がある地域に移りたいため。(東京在住31歳男性)
- 家賃が高騰しており、負担が大きいため。(東京在住26歳男性)
- 都心部へのアクセスが悪く、生活の利便性が欠けているため。(京都在住37歳女性)
家族の引越しでよくある引越し理由
出産・妊娠
家族の引っ越しにおいて、出産や妊娠が最も一般的な理由となっています。新たに子供が生まれることに伴い、住居のスペースや環境の変化が必要になるため、より大きな住居や子育てに適した地域への引っ越しが行われます。
結婚
結婚は家族の引っ越し理由として2番目に多い引越し理由です。結婚後は、2人の生活を共にするために新たな住居を探す必要があります。
結婚による引っ越しは、新しい家庭を築くためのステップとして行われることが多いです。
離婚
離婚も一定の割合で存在します。夫婦間の関係が破綻し、別居や離婚が決まる場合、別々の住居を探す必要が生じます。離婚による引っ越しは、家族の構成が変わることによる必然的な変化です。
男性でよくある引越し理由
女性や家族での引越しと比較すると、男性の場合は仕事や個人の成長に関連した引越しが目立ちます。
転職・就職・職場近くに移動など仕事関連の引越し
男性は仕事の都合やキャリアアップのために引越しをすることがあります。例えば、新しい職場への転職があった場合や、職場の近くに引っ越して通勤時間を短縮するために引越しをすることがあります。
結婚・同棲の引越し
男性が引越しする理由として次に多いのが、結婚や同棲をきっかけに引越しするケースです。
パートナーと一緒に新しい生活を始めるために引越しをすることが一般的です。新しい住まいを探したり、お互いの生活環境を整えるために引越しを行います。
独立・一人暮らし
男性が独立した生活を始めるために引越しをすることもあります。
学校卒業後や実家から離れて暮らすために、新しい場所に引っ越すことが一般的です。一人暮らしを経験し、自己成長や自立を目指すために引越しを選択することが多いです。
女性でよくある引越し理由
女性の引越し理由は、家族や子供の養育に関連した引っ越しが多く見られます。
家族の都合(夫の転職、両親の介護)
女性が引越しをする理由の一つは、家族の都合です。夫の転職や仕事の関係で引越しをすることがあります。また、両親の介護や高齢化に伴い、より身近な場所に引っ越す必要が生じることもあります。
結婚・同棲
結婚を機に初めて実家から引っ越す、という人も多く、同じ2位ですが男性よりも「結婚」を引越し理由として挙げた人は多かった印象です。
子供の養育・教育のため
子供の養育や教育のために引っ越すケースもあります。より安全で子育てしやすい環境(人気校区に引越しなど)や、教育施設へのアクセスの良さなどを考慮して、子供にとって良い環境を求めて引っ越すことがあります。
小学生に上がるタイミングで子供部屋が欲しくなって引越し、などもよくありがちな引越し理由です。
旧住居のトラブルや不満で引越しする主な理由
居住環境の不満
旧住居におけるトラブルや不満による引っ越しの主な理由は、騒音や壁の薄さ、狭さ、汚さ、そして築古の木造賃貸物件による冬の寒さや夏の暑さなどが挙げられます。
以外に見落としがちですが、住まい環境として「音」問題は切っても切れない関係です。
特に、築古やアパートなどは壁が薄く隣人の生活が気になって、普段の生活や睡眠を妨げる原因となります。
また、築古の木造賃貸物件では、冬季には断熱性能が低く寒さがこもり、暖房費が増えるだけでなく、快適な室温を保つことが難しくなります。同様に、夏季には断熱性能の低さから室内が蓄熱し、不快な暑さが続くこともあります。
生活の利便性の不満
生活の利便性の不満として代表的なモノは仕事部屋や子供部屋が不足していることや家賃の高さなどが挙げられます。
まず、仕事部屋がないという問題は、在宅勤務や副業を行う人にとって重要な要素です。リモートワークも年々増えており近年増加傾向の引越し理由です。
その他にも、子供部屋が不足していると、子供の成長や学習環境に影響を及ぼす可能性があります。子供たちに適切なスペースを提供できないため、引っ越しを検討することがあります。
さらに、家賃の高さも引っ越しの理由の一つとなります。旧住居の家賃が高額であれば、経済的な負担が大きくなります。家計のバランスを取るためには、より経済的な住居を見つける必要があります。これに加えて、家賃の高騰による経済的な制約や負担感も引っ越しの動機となります。
周辺環境の不満
周辺環境の不満による引っ越しの主な理由は、交通アクセスの不便さ、駐車場の不足、周辺施設の不足、近所に精神障碍者がいて悪さをしてくること、そして自然災害のリスクが多く見られました。
まず、交通アクセスの不便さは、通勤や通学、外出時の移動に支障をきたし、時間や労力の無駄が生じることにつながります。また、駐車場の不足は車を所有している人にとって大きな問題であり、日常生活の利便性やストレスに影響を及ぼします。
さらに、周辺施設の不足も引っ越しの理由となります。スーパーや学校などの生活に必要な施設が近くにない場合、買い物や子供の教育に不便を強いられます。これに加えて、近所に精神障碍者がいて悪さをするという問題は、安全や安心感に直結します。住環境が治安や安全面で不安定であると、日常生活において精神的な負担を抱えることになります。
また、自然災害のリスクも引っ越しの要因です。特に地震や洪水などの災害が頻発する地域では、家や生活に対する危険性が高まります。自身や家族の安全を考える上で、より安全な場所への移住を選択することが理解できます。
入居・退去時に引越し理由を聞かれる!
一般的な内容なら審査には響かないが、例えば夜逃げや大家さんに追い出された、など反社会的な理由だと影響がある場合も。
また、人気物件で多数の募集が集中する場合、家主側はその募集の中から、信頼できる人物でかつできるだけ長く住んでくれそうな人に選ぶはずなので、その場合引越し理由は選考する理由の一つになりえます。
例えば、引越し理由が結婚や出産・妊娠等が理由だと一般的に収入も安定している可能性が高く、子供もいるので今後むやみやたらに引越しする可能性も低い、と考えるので審査は通りやすくなります。
ただ、入居審査において最も大事な要素は収入と職業になので、それらが問題なければ余程のことがない限り基本的に入居審査で落ちることはありません。
賃貸に入居する際の転居理由の書き方・記載例
賃貸に入居する際の【入居申込書】の転居理由の書き方を紹介していきます。
転居理由書き方①就職・進学
引っ越し理由として就職や進学は定番中の定番です。入居審査の転居理由の書き方は「就職・進学」でまったく問題ありません。
特に引越し理由が「進学」なら大学なら4年間住んでもらうことが決定しているようなモノで、入居審査する家主さん(管理会社)も大歓迎です。
転居理由が「就職」でも全く問題ありませんが、まだ働いている実績がない分「就職」よりかは見劣りする転居理由になります。
転居理由書き方②転勤・異動
転勤や異動による引越しなら転居理由の書き方は「転勤」「異動」と書きます。
「転勤」は既に転勤先が決まっているかどうかで大きく審査に影響します。
「異動」は既に働き人として実績があり雇い主としても大歓迎な転居理由になります。特に、結婚していて子供がいる家庭なら尚更好印象でしょう。
転居理由書き方③独立
初めての一人暮らしで、実家から出る際の転居理由の書き方としては「独立」「自立」になります。
転居理由としては問題ないですが、問われるのは現在、どんな職に付いていてどれくらいの収入があるかです。
転居理由書き方④同棲・結婚
これから同棲や結婚をきっかけに引っ越しをする場合、素直に転居理由は「同棲・結婚」で問題ありません。
ただ、一般的には同棲よりも結婚を前提とした引越しの方が管理会社や家主さんにとって印象は良いです。
引っ越し理由が「同棲」なら同棲を解消するハードルも低く、「結婚」なら家主さんにとって「今後末永く住んでもらえるかも」と感じてもらえる可能性が上がるからです。