固定電話の引越し手続きと固定電話解約という選択肢について

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引越しの手続きは、引越し業者の手配だけでは不十分。電気・ガス・水道の連絡に加えて、固定電話を利用している人も電話番号の変更や、場合によっては解約と言った手続きが必要です。

引越し先によって手続きも異なりますし、料金や必要書類について予め知っておきたいという方のために、今回この固定電話の引越しに関する記事をまとめました。

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【前提】固定電話の引越し手続きはいつ頃から始めた方がいい?

固定電話の引越し手続きは2段階。旧居での固定電話移転手続きと新居での利用開始にそれぞれに手続きが必要です。

旧居で利用停止をする場合には1週間前を目安に、新居では利用開始の2週間前には予約を取っておきましょう。

ただし、引越しのピークシーズン(3~4月)に関しては引越し業者のみならずNTTやKDDIにも手続き希望者が殺到します。新たに工事が必要な場合には、対応が追い付かない、予約が取れないことも十分想定されます。

ですので、この期間に引越しを検討している方は余裕をもって1ヶ月ほど前から予約を取っておくのが賢明です。

予約の取り方はNTT、KDDIともに電話とWEBの2種類の窓口を設置しています。
電話の場合は営業時間に注意して掛けるようにしてください。

引越し先別の固定電話の手続き

一口に「固定電話の引越し」といっても、転居先によって手続き内容が違います。ここでは3つのケースに分けて紹介します。

固定電話の引越し手続き3つのケース
  1. 同一市内引越し
  2. 同一都道府県内だけど市外への引っ越し
  3. 県外への引越し

1,【同じ番号を使いたい!】同一市内引越しの固定電話の手続きについて

同一市内の転居では、基本的には同じ電話番号を使用することが可能です。基本的に、としたのは例外があるからです。

同じ市内であっても、電話会社の収容局が異なる場合には残念ながらこれまでの番号は使えなくなってしまいます。同じ電話番号を使えるか否かは電話会社に確認しないとわかりません。

その際には現住所と新居の住所が必要です。

2,同一県内だけど市外への引っ越しは市外局番が変わるので手続きは必須

例えば、神奈川県横浜市なら市外局番は045、お隣の川崎市なら044と、違う番号を使用しています。このため、電話番号変更の手続きは避けて通ることはできません。

東京23区は市外局番が03から始まります。23区内であればどこへ引っ越しても番号が変わらないと考えるのは誤りです。

先ほどと同様に、収容局が異なる場合には電話番号を変更する必要があります。
同じ区内、同じ丁目でも収容局が異なる場合もあれば、区内の別の地域でも収容局が同じ場合もありますので、注意が必要です。

3,県外への引越しはNTT西日本と東日本をまたがると解約手続きが必要

NTT西日本とNTT東日本では管轄地域が完全に異なります。

NTT東日本の管轄は、北海道、東北地方(青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島)、関東地方(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川)、甲信越地方(山梨・長野・新潟)です。

それ以外の府県はNTT西日本の管轄となっています。NTT西日本と東日本の管轄をまたぐ場合には、まず古い住所の固定電話を解約してから、新居の地域のNTTと契約を結び直します。

解約をしただけでは、新居の手続きにはなりませんし、新居の固定回線を契約したからと言って元の住所の電話を解約したことにはなりません。NTT西日本と東日本は別組織ですので、それぞれで手続する必要があります。

特に旧居の解約を忘れて、使いもしない固定電話の使用量を払い続ける羽目になるのは御免被りたいものです。

なお、固定電話からなら全国どこからでも「116」に掛ければ、住所に対応したNTTに電話がつながります。しかし、携帯電話からだと以下のように別の番号での受付です。

NTT西日本:0800-2000-116
NTT東日本:0120-116-000

固定電話の引越し手続きに必要なもの一覧

解約手続きにはこれと言って必要な書類はありません。

しかし、解約手続き申込者と回線の契約者が異なる場合(例えば契約者である父親が死亡し、その子が解約手続きを行うなど)は、戸籍謄本など本人と申込者の関係を証明する書類を求められることがあります。

また、電話料金の請求書が手元にあると、記載事項等の確認がスムーズに行えますので、できれば用意しておきましょう。

新しい住所での申し込みには、身分証明書(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、パスポート、外国人登録証など)が必須です。

固定電話の引越し費用(工事費用)はどれくらいかかるか?

工事費用は、新居に電話線がすでに引いてあるか否かで大きく変わってきます。

中古住宅や賃貸マンションなどで既に電話線を引き込み済みの場合は、NTTの局内で回線工事をするだけなので2,000円程度。かなりリーズナブルです。

一方、新築物件で配線工事やNTT職員の立ち合いが必要な場合には基本工事費が4,500円、加えて新規に屋内配線を設置する工事で4,800円、トータルで10,000円程度かかる見込みです。

ファックスやターミナルアダプタなどの機器も一緒に移設する場合には利用機器によりプラスで費用が発生します。

引越し後過去の電話番号にかかってきた場合は?

転居の際には、周囲の人々に転居先の住所や電話番号をお知らせしておくのがマナーです。
しかし、どれだけしっかりと根回しをしたと思っても、抜けが出てしまうこともあります。

解約した旧居の電話番号に誰かが電話をした場合、その番号が別の家庭の固定電話番号に割り振られていれば、そちらに電話が繋がります。電話を掛けた人が、「間違い電話」をしたことになるケースです。

どの固定電話にも振り当てられなかった場合には「お掛けになった電話番号は、現在使われておりません…」というアナウンスが流れます。

これらの心配を払拭するNTTのサービスに「ボイスワープ」があります。「ボイスワープ」は、かかってきた電話を事前に設定しておいた電話番号に転送するサービス。

旧居に掛ってきた電話を新居に転送するように設定しておけば、上記のような心配もありません。

旧居から引っ越す場合には、固定電話も新居に持ち込むことも多いですが、固定電話なしでも利用できるサービスなのでしょうか。「ボイスワープ」は転送元の電話機本体がなくても、回線が生きていれば利用できます。

解約した旧居の電話番号にかけた場合、新しい電話番号を案内するサービスもあります。最大3ヶ月の期間限定サービスですが、無料なので非常にメリットは大きいです。

【番外編】そもそも固定電話って新居に必要?デメリット・メリットについて

最近は携帯電話・スマートフォンが普及してきています。

20代前半くらいの若い人だと、ダイヤル式はおろかプッシュ式の固定電話の利用方法すら知らないという人も珍しくありません。固定電話を設置するメリットとデメリットを検証してみましょう。

固定電話のメリット

固定電話のメリットのひとつに「信頼性」が挙げられます。20~30年前はレンタルビデオのお店ですら固定電話番号がないと会員カードすら作れませんでした。

そのため、アルバイトをして貯金し、必死になって電話器や工事費を工面した一人暮らしの大学生も多かったとか。

現在では、レンタルショップでは身分証明証と携帯の番号で十分ですが、それでもお金を借りる際の信用度は固定電話がある方がぐんとアップします。
要は居所がつかみやすいということです。

ある会社の会社概要を閲覧した時に、連絡先が市外局番から記入されている場合と、携帯の番号が記入されている場合では、どちらの方が「アヤシイ」と感じるのか…この感覚と似ているかもしれません。

事業をしている方、フリーランス等自宅でお仕事をしている方に関しては特に信頼性は無視できないでしょう。

「災害に強い」のは、2011年の東日本大震災で実感した人も多いのでは。あの時は大手キャリアでも基地局が被害を受けたためか、とにかく携帯・スマホが通じませんでした。

インターネットも同様です。そんな中、固定電話だけは地震などまるでなかったかのように利用が可能で、家族の安否確認を公衆電話や会社の固定電話から行った方も多いでしょう。

固定電話は停電時でも使えます。これは家庭で使われている「電気」といわゆる「電話線」が別の経路を取っているからです。

電話線が水道管工事などで誤って切断でもされない限りは、停電時でも使える心強いツールとなります。

「防犯性」という観点でも大きな役割を果たします。

インターネットの閲覧やアプリのダウンロードでも活躍するスマホは、その分ウイルス感染の危険性や個人情報の抜き取りなど外部からの危険にさらされる可能性が高いです。

一方で、固定電話はその心配がありません。また、スマホを使った犯罪や情報流出に子供が巻き込まれる事件も頻発しています。

固定電話を使用させておけば、我が子の交友関係や会話内容を把握しやすくなり、犯罪行為や非行から遠ざけておくことも可能です。

固定電話のデメリット

防犯性に定評があるものの、一方で固定電話の「防犯性の穴」もあります。いわゆる特殊詐欺(オレオレ詐欺など)や、執拗な勧誘は携帯電話よりも固定電話をターゲットにしています。

また、固定電話で電話をかけ、大人や男性がいないか確認し、窃盗に利用するというケースもよくある手口です。

さらに、迷惑電話対策もナンバーディスプレイの申し込みをしたり、防犯対策を施した電話機を購入する必要があるなど、お金がよけいにかかります。その点、携帯・スマホなら「着信拒否」を選択するだけです。

当たり前ですが、在宅時間が少ない人、特に夜間くらいしか家にいない人にとっては、固定電話では「留守中の電話に出ることができません」。

留守番電話や電話転送でカバーすることも可能ですが、それならスマホ・携帯に一本化してしまった方が料金も安く抑えられます。タイムラグも生じませんからね。

特に、毎月の固定電話の料金は1,400円~1,700円と高くはないですが、年単位でみると16,800円~20,400円と中々軽視できない金額ではあります。

また、引越しをする際にも固定電話は解約や変更手続、工事が必要でしたね。しかも事前予約制なので即時対応はしてもらえないし、行動予定をしっかり立てていないと…という面も。

携帯電話なら、電波の強弱はあるものの全国一律で同じ電話番号を使えますし、転居の連絡もネットでフォーマットを埋めればそれだけで終了です。

不必要な人は思い切って解約と言う選択肢もアリ!

以上、メリットとデメリットを3点ずつ挙げました。固定電話が必要か否かは個人の状況によって変化するので、一概に解約した方がよいとか契約したままの方がオススメとは言えません。

ただ、料金が比較的安いとはいえ毎月決まった額を支払うのに、普段はほとんど利用しない、上に挙げたメリットを自分では感じられないというのであれば、固定電話の解約を検討してもよいのではないでしょうか。

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