引っ越し作業は業者にすべてをお任せするという事ではありません。
こちら側で事前に完了しておかなければならないことも多く「冷蔵庫の電源を事前に切っておく」事もその中の一つです。
引越しの冷蔵庫の電源を切っておかなければ、いったいどのような不都合が発生してしまうのか説明していきたいと思います。
引越しの冷蔵庫の電源は何時間前に切るのが正しい?
基本的には、引っ越し作業を行う「24時間前」から、冷蔵庫のコンセントは抜いてい置いた方が良いとされています。
これは冷蔵庫メーカー(日立・パナソニック・東芝・三菱)共通です。
コンセントを抜き冷蔵庫の中身「内部の壁」に付着している霜がだんだんと溶け蒸発皿に水が溜まっていきます。
引っ越し直前でコンセントを抜いてしまうと冷蔵庫を積んでいるトラックの中で霜が解け冷蔵庫から溶けた水が垂れてくるので引っ越し業者はこの現象を嫌がります。
水が垂れてきてしまうと周囲のいっしょに運んでいる家具などが濡れてしまう可能性もあるので、できれば24時間前からコンセントを抜き、引っ越し作業時点で蒸発皿にたまった水を捨てておきましょう。
明日引越しで、今夜中に冷蔵庫の電源落とさなきゃなのに、冷凍庫にお中元でいただいたアイスクリーム(種類もアイスクリーム)が4つ。
毎日2つずつ食べるつもりがお腹壊してリタイアした結果…
困った— たーまー 炎の色の獅子を見た (@idetam) 2017年9月27日
引越しのために冷蔵庫の電源落としてたら、巨大な霜が落ちてきて床がびしょ濡れ。
— pomame (@pomame_bx) 2017年6月28日
引越しの冷蔵庫の電源は何時間後に入れる?
引っ越し時にトラックに揺られた冷蔵庫は、冷蔵庫内部の液体や気体が混ざっている状態となっています。
引っ越し作業すぐに冷蔵庫の電源を入れることは「発火」「故障」といった思わぬ事故へとつながるのでお勧めしません。
引っ越し作業完了から「2時間程度」は冷蔵庫を安静にして置き、電源はそれから入れることを推奨します。
心配であれば、3時間や4時間程度様子を見てから電源を入れてもよいですし、何なら半日経過してから電源を入れても構いません。
とにかく引っ越してすぐに電源を入れることが危険ですので、引っ越し時には冷蔵庫の扱いに注意を払ってください。
万が一電源をオフにするのを忘れた場合は?
引っ越し時に冷蔵庫の電源をオフにするのを忘れた場合には、「業者にその旨を伝える」事が何よりも大切です。
引っ越し業者によっては冷蔵庫を運んでくれない場合もありますが、当日の朝までであればまだ引っ越しまでの時間は少なからず存在します。
業者によってはその時間内で何かしらの対応を行ってくれる場合があり、引っ越しに間に合う事もあるのです。
とはいってもコンセントを抜かなったことはこちら側の過失ですので、業者側に過度な期待を寄せることは止めましょう。
無理やりな手段としては、ドライヤーなどの温風で冷蔵庫内の霜を溶けさせるこという事もできなくはないですが、その場合は冷蔵庫の故障にもつながるので自己責任で行いましょう。