引っ越しで欠かすことができないもの。それがダンボールです。ダンボール数枚程度なら、家に取り置きがあるかもしれません。ですが衣服や書籍など全て詰め込める量のダンボールを保管している人なんてそうそういません。
足りない分はどうやって揃えればよいのでしょうか。そもそも、荷物の梱包に何枚くらい必要か把握していますか?今回は意外と見落としがちな引っ越しのダンボールにフィーチャーします。
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目次
引っ越しに必要なダンボール枚数目安とサイズ(一人暮らし・カップル・家族別)
まず、どのくらいの枚数が必要なのかがわからないと、用意もできませんよね。単身引っ越しプランを利用する人であれば、大体10箱前後が目安になります。荷物がやや多めの人だと15箱前後ですね。
カップルだと20~30箱程度、4人家族になると40~60箱程度を目安にしてください。人数×10~15箱といったところでしょう。一般的に女性の方が衣服やアクセサリー、雑貨などが多くなる傾向があるため、ダンボールの必要枚数も多くなると言われています。
とはいえ男性でも書籍を多く所有している人も多めに見積もった方が良いでしょう。紙は重たいため、ダンボール箱には書籍をビッチリ詰めすぎると運べなくなるからです。
お子さんがいる場合にはその年齢に応じた玩具や、節句人形、成長過程の思い出の品々も一緒に持って行くでしょうから、保護者の分よりもダンボールが必要になる場合もあります。
- 単身・・10~15枚程度
- カップル・・20~30枚程度
- 家族・・人数×10~15枚程度
ちなみに、引越しで便利な段ボールサイズは、以下の2サイズがおすすめです。
- 書籍や重たいものを入れるのは100サイズ(Sサイズ)
- 衣類や軽いものを入れるのは120サイズ(Mサイズ)
ダンボールを無料で手に入れる方法
引っ越しには多額のお金が必要になります。削れるところは削りたいものです。ダンボールは無料で手に入れる方法もありますので、その方法をいくつかピックアップしてみましょう。
ダンボールが無料な引っ越し業者に依頼する
基本的に大手の引っ越し業者は、契約が成立するとダンボールを無料で進呈してくれます。
もちろん枚数制限はありますが、たかがダンボールとはいえまとめて購入すると馬鹿にならない金額になりますので、サービスしてくれる業者を選ぶのも良いでしょう。
Amazon・楽天市場で購入した商品のダンボールを置いておく
Amazonや楽天などの通販をよく使う人におススメの方法です。引っ越しが決まってから急にこの方法でダンボールを増やすことは難しいですが、捨てずに取っておくと引っ越しの際に役立ちます。できるだけ丁寧に開封して、破損を少なくしましょう。
友達・知り合いからタダでもらう
引っ越しが終わって間もない、あるいは普段から通販が好きな友人や知り合いがいれば、ダンボールを分けてもらえるかもしれません。特に引っ越し後のダンボールの処分で困っている人にとっては非常にありがたい申し出になるでしょう。
お近くの店舗で貰う
スーパーやディスカウントストアなどの小売店では毎日のように不要なダンボールが出てしまいます。そこでレジ袋の代わりに自由に持ち帰れるように作荷台付近に用意してくれていることがあります。
いっぺんにゴソッと持って行ってしまうと、ダンボールが同じく欲しい他の人の迷惑にもなるので節度をもって持ち帰りましょう(購入者限定であれば、そのお店でちゃんとお買い物をしましょう)。事情を店員さんに話せば、もしかしたらバックヤードなどで融通してくれるかもしれません。
無料のダンボールを利用する際の注意点
以上のように無料でダンボールを集めることは可能です。一方で注意点も発生します。
ひとつ目は、色々なところから収集する関係上、サイズが統一されていません。統一された規格のダンボールと比べて、積み込むときにパズル要素が強くなります。特に単身引っ越しパックのように利用できるスペースが非常に小さい場合は工夫が必要です。
ふたつ目は強度の問題。ペットボトルを入れていたようなダンボールであれば問題はないのですが、スナック菓子などの軽いもの用に作られたものだと、いくら底面を粘着力の強いテープで補強したとしても底が抜ける危険があります。
以上の2点については、例えば丈夫な小さめダンボールは書籍専用にして運びやすくする、薄いダンボールは軽めのもの専用にする、など工夫次第でクリアできます。
最後に3つ目として衛生面が上げられます。ダンボールは湿気が溜まりやすくゴキブリの住処になりやすいのです。
特に気を付けなくてはいけないのは、小売店でもらえる、生鮮食品が入っていたダンボール。その場で虫がいなくても、卵を産み付けられている場合があります。また、自宅で長期間保管していたダンボールにもゴキブリが潜んでいる可能性が…。ダンボールを自宅で保管する場合、時々風通しをよくしたりなどして、新居に虫を持ち込むリスクを下げましょう。
ダンボールを有料で買う場合の安いおすすめの通販サイト
定番で安いダンボールが手に入る通販サイトと言えば、やはり楽天とAmazonです。
その他Amazonと楽天以外でおすすめな通販サイトは以下で4つ紹介しています。
10~20枚程度の比較的少量でも、安く購入できるサイトは「ニューパックどっとコム」です。
大きく分けて引っ越し用と宅配用の2種類のダンボールが選べます。また、平日13時までの申込なら即日発送(宅配用)、平日13時30分までの申込なら翌日お届け(引っ越し用:一部地域除く)というスピーディーさも兼ね備えています。
ファミリーや荷物が多い人向けなのは「ダンボールワン」。
大量発注が可能で、しかも枚数が多ければ多いほど1枚当たりの価格が割安になっていきます。広告入りだとそこから最大14%割引になるといったサービスも込み。定番型以外にも用途別のダンボールや緩衝材、テープなど梱包に必要なものも豊富。4~5人分までなら引っ越し用セットの用意もあります。
ダンボールの強度まで選べるのなら「アスクル」。底が頑丈なダンボールや、持ち手の穴あきダンボールも種類が豊富です。
土日祝も発送対応しているのは「Box Bank」。
会員割引制度も活用したいところです。また、沖縄や北海道、離島にも発送料無料という点も嬉しい人がいるでしょう。日付指定ができない点、土日祝発送対応≠即日対応という点は留意しておいてください。
引っ越し後のダンボールの回収を無料でする方法
転居先で荷物の開封・整理が終わればダンボールの役目は終了。大量に残されてもちょっと置き場に困ります。
ダンボールを無料で回収してもらうなら、たとえば友人知人で引っ越しが控えている人に譲渡する方法がありますが(先述したパターンの逆ですね)、そう都合よくすぐに引っ越しをする人が見つかるとは限りません。見つけられなかった場合の対処法を以下に3点挙げますね。
ひとつ目は引っ越し業者に回収してもらう、です。ただし、これは無料で回収サービスを行っている業者が限られているので、どんな業者にも依頼できるものではありません。ダンボールの無料回収を行っているのかどうか、契約時にしっかりと確認しておくべきポイントでもあります。
ふたつ目は自治体の資源ごみ回収方法に従って処分する方法です。回収日が限られている点、雨天の場合、回収を見合わせることがある点がやや不便な点ですが、確実に無料で処分できます。
あくまで「資源」ごみとして回収するため、汚損が激しいものは対象外となります。そういったものは細かく裁断して燃えるごみとして回収してもらいましょう。
3つ目はスーパー等に設置してある資源回収ボックスを利用することです。地域やスーパーにもよりますが、新聞や牛乳パックなどと一緒にダンボールも回収してくれます。
回収した量(重さ)に応じて、お買い物に使えるポイントを付与してくれるスーパーもあるので、もし近所のスーパーに回収ボックスが設置されていれば積極的に利用したいところですね。
引っ越しで効率の良いダンボールの詰め方
ダンボールに荷物を詰め込むときのポイントは、新居旧居の間取りを考えて「ベッドルーム」「トイレ」「バスルーム」「キッチン」といった具合に区分けをします。
そしてその中からすぐには使わないものから順番にダンボールに詰めていきます。ベッドルームであればベッド下に収納してあるシーズンオフの洋服、キッチンであればお正月用の重箱、来客用のカトラリーセット…このようなものからです。
ダンボールに詰めた後、テープで封をし、マジックで内容物と搬入先書いておくと作業が楽になります(これはどの箱でも同じですね)。
次に使うかもしれないものをダンボールに詰めます。シーズン物の洋服などが代表例です。ポイントはダンボールの封をしないでおくこと。言うまでもなく出し入れが楽になるように、です。最後に当日まで使用するものを箱詰めします。
食器類はひとつひとつ新聞紙や緩衝材で包みます。マグカップの取手やワイングラスの脚など破損しやすい部分は先に緩衝材で保護してから、全体を包むようにします。包丁やナイフなどの危険物もしっかりと包みますが、開封したときに誤ってけがをしないよう、刃物だとわかるようにメモなり書き込みなりしておきます。
書籍は平積みにして箱詰めします。立てて封入してしまうと表紙やページの端を傷めてしまうからです。食器や書籍といった重たいものは小さめのダンボール箱に詰めるようにします。
大きめの箱に詰めると、重すぎて運べなかったり、ダンボールやテープの強度が足りずに底が抜ける恐れがあるためです。ひとつの箱の中では、重いものを下、軽いものが上になるようにします。一般的に軽いものの方が潰れたり壊れやすいので。
大きなダンボールには衣類など比較的軽めのものを詰めていきます。この時、しわにならないよう折り目正しく畳んでおくと開封後にすぐ着られます。
誰のものなのか、どのシーズン物もなのか、上衣なのか下衣なのかといったことも書いておくと開封・仕分け作業はスムーズですね(女性ものの衣類が含まれる場合、下着に関しては記載しなくてよいです)。
ダンボール詰め作業に必要な物は
- ダンボール
- 粘着テープ
- 緩衝材(新聞紙やエアパッキン=プチプチ)
- カッター・ハサミ
- 油性ペン
- コワレモノ・天地無用シール
- 軍手
- 清掃用具
といったところでしょう。
引っ越しのダンボールに関連する便利なグッズを3つ紹介
ダンボールに関する便利グッズを紹介しましょう。
ダンボールホルダー
ダンボールに荷物を詰める際に、フラップ(上部の蓋)が閉じてしまったり、荷物と一緒に内側に入り込んでしまったり、地味に面倒なことになったことはありませんか?
手早く効率的に作業を進めたいのにイライラしますよね。そんな時に役に立つのがダンボールホルダーです。フラップを抑えてスムーズな詰め込み作業をアシスト。連結などにも使えるマルチタイプも存在します。
Amazonのダンボールホルダー一覧
ノック式サインペン
先述したように、ダンボールの中身や搬入先を記入するときに油性ペンを使います。一般的な油性ペンは使うたびにキャップを取り外し、乾燥を防ぐために使用後はキャップをかぶせなくてはいけませんよね。荷物の梱包のたびに毎回毎回繰り返すとなると…。ノック式サインペンを使えばそんな時間の無駄とストレスからおさらば。また、手を汚すこともなく、片手でサクッと使えるのも大きなメリットです。
ダンボールカッター
ダンボールの解体時に便利なのがこのダンボールカッター。普通のカッターより刃が厚いため、折れにくい、作業がしやすい(刃が抜けなくなることが少ない)、けがをしにくいというメリットがあります。また、梱包の時にダンボールのサイズを変形するライフハックにも大活躍。
電動であればパワーも段違いでコルクマットすら裁断可。引っ越し作業終了後、細かく刻んで燃えるゴミに出すのに心強いアイテムです。
Amazonのダンボールカッター一覧
【転勤族必見】引っ越しでダンボールを使わないで折り畳みコンテナで代用
引っ越しと言えばダンボールと言っていいほど結びつきが強いワードですが、ダンボールを使わずに折り畳みコンテナを代用してもいいかもしれません。転勤族の方は数カ月~2・3年で転居命令が出る場合もあります。
そんなときに一からダンボール集めをするのも面倒ですし、前の引っ越しで使ったダンボールを全て保管しておくのもスペースと衛生面から避けたいところ。折り畳みコンテナは使用後、収納スペースを取りませんし、主にプラスチック製なので衛生的。
ロックがついていてテープ要らずですし、積み重ねもOK。見た目もキレイなので、もしコンテナごと保管するにせよスッキリと見せることができます。
ダンボールよりは単価が高くなってしまうので、シーズンオフの衣装や普段は取り出さないけれど処分するにはしのびない記念品などに使うなど、ダンボールと使い分けをすると良いでしょう。
引っ越し慣れると折り畳みコンテナ駆使するようになるよね
20個くらい持ってる— バニP (@workshain) February 24, 2021
引っ越ししやすいように、いまのうち折り畳みコンテナ追加注文した。
このカインズのコンテナ凄くオススメ。このサイズで破格の安さだから、量買いして整理するのにもってこい。
ラックとかに丁度乗るのよねぇ。https://t.co/VoHrTLcp0A— ほーねっと🐝Ixion (@hornet_klaus) November 26, 2019
今回の引っ越しは折り畳みコンテナに荷物を入れて運ぶスタイルなので段ボールが要らない
— wawawatanabe_ (@wawawatanabe_) June 27, 2021
引っ越し見積もり時に引っ越し業者が置いて行ったダンボールは要注意
引越し業者を決める際には、できる限り訪問見積もりを依頼した方がよいでしょう。この訪問見積もり時に業者が置いていったダンボール。
意外と曲者だったりします。もし、その業者と既に契約した、あるいはもうそこに決定したという段階では、遠慮なく使って問題ありません。ですが、契約前、見積もりで比較検討段階で無料ダンボールを使ってしまうと、契約成立とみなされてしまうでしょう。
業者としては契約者に対するサービスのつもりであって、ダンボールだけ使います、でも作業は別の業者に頼みます、では面白くありませんから。
もし契約しない業者のダンボールを使ってしまった場合にはダンボールの代金が請求されるのが通常です。
契約を結ばないのなら、ダンボールはお断りした方がトラブルにはなりにくいでしょう。実際、以前わが家の近所に住んでいた人が、留守中にダンボールを玄関先に置いていかれ怒鳴り合いのトラブルになっていました。